ナースが覚える医療用語は傷病名から治療名など多岐に渡ります。ここではまず傷病名を説明します。一般的には床ずれと呼ぶ褥瘡(じょくそう)は看護ケアがとても大切となります。5大疾病は元々4大疾病に精神疾患が加わり、これからナースがどう精神疾患へ関わっていけるかを考えなくてはいけません。また、PTSDは大きな災害がある度にその症状に悩む人が増えます。可愛らしい病名となるリンゴ病は、意外と感染力が高く、特に妊婦の感染には注意が必要です。
褥瘡(じょくそう)の治療と言われたらすぐに理解できますか?褥瘡とはいわゆる床ずれの事です。体が不自由だったり高齢者である場合は寝たきりとなってしまう患者さんもいます。健康な人は自力で寝がえりをうてますが、体の不自由な人や体が衰えた高齢者は自力で姿勢を変える事ができない為、体の各部位が床に長い間接地してしまう事でその部分の血流が悪くなり、皮膚がただれてしまったりひどい場合は皮膚組織が壊れてしまったりします。
2006年度に行われた医療法改正により、増加する患者数に対して国を挙げて緊急に対策を講じる必要がある病気として「ガン」「脳卒中」「心臓病」「糖尿病」を4大疾病として位置づけました。しかしその後、精神疾患の患者数が323万人となり、4大疾病にあるガンや糖尿病患者数を大きく上回りました。その為、現在はこの精神疾患を加えた5大疾病として医療の取り組みが行われています。精神疾患は再発する事が多く社会復帰が難しくなるので、在宅医療やグループホームの充実化を図る事が期待されています。
最近では東日本大震災の影響でPTSDに悩む人が急増しています。PTSDとは、恐怖感を伴う体験をしてしまう事で、通常であれば1ヶ月程で記憶の整理ができるはずなのにいつまでもその記憶がフラッシュバックして情緒不安定に陥ってしまう病気です。日常生活にも大きな影響を与えてしまうこともあります。PTSDからの回復を妨げるものとしてカフェインの摂取や飲酒が挙げられますので、治療中はこれらの摂取に注意が必要です。主な治療法としては、薬物治療や精神療法が行われます。
リンゴ病は主に幼少期に発病する伝染病です。病名でわかる通り発病すると頬に赤い発疹が現れますが、発疹が現れる時期には感染力は落ちています。その為、最近では頬の発疹がでたら登園を許可している保育園や幼稚園もあります。リンゴ病は成人も感染する場合があり、成人の症状は重くなる時があります。また、特有の赤い発疹が出ない場合も多いので院内感染により医療スタッフへ感染してしまう場合があるようです。治療法は特になく、大体1週間前後で自然治癒されます。
ナースはストレス解消に繋がる息抜きが必要です。大変な仕事ですし人間関係に疲れる事が多い仕事ですので、うまく息抜きをしていかないと心身共に疲れきってしまいます。自分に合った息抜き方法を探すには、ポータルサイトの活用がオススメです。
More新人ナースは参考書となる書籍を何冊か欲しいはずです。しかし、ナースの参考書はたくさんあり過ぎて何を選んで良いかわからないと思います。そんな時は、出版社で選ぶと良い参考書に巡り会えます。
MorePTSDは近年あった災害で名前が知られるようになった病名です。恐怖感を伴う体験によりその記憶を上手く整理できず、フラッシュバックして恐怖感を思い出し、情緒不安定になってしまう病気です。