バイタルサインとは生命を示す兆候という意味です。病院によってはバイタルとも呼びますが、人は生きてる証として血圧や脈拍などでさまざまなサインを示します。映画やテレビドラマで負傷した人の脈拍を確認するシーンを観た事があると思いますが、あの行為もバイタルのサインを確認しているのです。バイタルチェックはナースの仕事に欠かせないものとなりますので、バイタルサインの内容をしっかり把握しておきましょう。
バイタルサインとは、血圧、呼吸、脈拍、体温の4つとなりますが、これに意識レベルを加える場合もあります。この4つは健康管理に欠かせません。血圧は低過ぎても高過ぎても治療の対象になりますし、体温が高ければ病気を疑わなければなりません。呼吸や脈拍は普段あまり意識しない部分になりますが、脈拍の乱れは不整脈になる可能性があります。また、呼吸が浅かったり意識レベル下がってしまう場合は早急に処置しなければなりません。意識レベルとは、呼びかけや刺激にどの位反応があるかで決まります。人間は睡眠中であっても呼びかけや刺激には何らかの反応を示します。しかし、まったく反応がない場合はたとえ目立った外傷がなくても危険な状態と言えます。
人間は病気や怪我がある場合は脈拍や呼吸、血圧などに乱れが生じます。しかし、病気や怪我の中には外見に何の変化も見られない場合もありますのでバイタルチェックが大切となります。例えば脳出血を引き起こした場合は意識を失い、こん睡状態に陥る危険性があります。しかし外見の変化はありませんので、寝ているだけだろうと勘違いされてしまいます。このような事がないように、意識レベルや脈拍などを常に確認する事が大切です。また、いつもより体調がすぐれないと感じる時もバイタルチェックを行うとある程度健康状態がわかります。バイタルチェックは医療器具がなくてもある程度把握する事ができますので、大規模な災害が起った場合には早急に治療が必要な負傷者かどうかを見分ける事もできます。
バイタルサインは人間が生きている証となりますが、それと同時に体の変調を教えてくれる大切なサインともなります。バイタルサインが乱れると病気を疑えますし、サインが弱ければ命に危険が及ぶ可能性もあります。ですので、患者さんのバイタルチェックを行う事は非常に大切な事ですし、患者さんの体調を管理するナースには必要な情報となります。
医学の進歩により検査を行えばさまざまな病気を見つける事が可能となっています。しかし、いますぐ命の危険があるかどうかをチェックする場合はバイタルチェックがもっとも有効となります。患者さんの病状はいつ急変するかわかりません。その為にも、ナースは常に患者さんのバイタルサインを把握する事が求められます。
ナースはストレス解消に繋がる息抜きが必要です。大変な仕事ですし人間関係に疲れる事が多い仕事ですので、うまく息抜きをしていかないと心身共に疲れきってしまいます。自分に合った息抜き方法を探すには、ポータルサイトの活用がオススメです。
More新人ナースは参考書となる書籍を何冊か欲しいはずです。しかし、ナースの参考書はたくさんあり過ぎて何を選んで良いかわからないと思います。そんな時は、出版社で選ぶと良い参考書に巡り会えます。
MorePTSDは近年あった災害で名前が知られるようになった病名です。恐怖感を伴う体験によりその記憶を上手く整理できず、フラッシュバックして恐怖感を思い出し、情緒不安定になってしまう病気です。