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いわゆる床ずれである「褥瘡」

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褥瘡(じょくそう)ケアについて

褥瘡(じょくそう)は、寝たきりの患者さんや高齢者につきまとう疾患です。1度発病してしまうと完治に時間がかかる為、医療現場では発病を未然に防ぐ方法をとったり、早期改善の為に最善を尽くさなければいけません。褥瘡の発症を防ぐ方法や完治に向けた介護ケアには、褥瘡に関しての知識を深める必要があります。ここでは褥瘡の概要と予防、治療法などについて紹介します。適切な看護ケアが行えるようにしっかり知識を身につけましょう。

褥瘡とは

寝たきりの患者さんや高齢者に発症する褥瘡は、いわゆる「床ずれ」の事です。寝たきりになってしまうと接地部位の血流が悪くなり発症してしまいます。通常であれば、人間の体は苦痛に非常に敏感です。体のどこかに苦痛を感じると、脳から信号が送られ苦痛を感じる部位を無意識に動かそうとします。しかし寝たきりの高齢者や身体に障害のある人は、苦痛を避ける為に脳から信号が送られても思うように体を動かす事ができません。その為、体の各部位が床に長い時間接地し続ける事で、その部分の皮膚がただれたり傷ついてしまいます。この状態が進行してしまうと褥瘡が発症します。進行が進むと皮下深部の組織が壊死してしまう為、皮膚炎より深刻な状態となってしまいます。
褥瘡を防ぐ為には、患者さんの体位を時間ごとに変えてあげるようにします。背中に布団などで支えを作ってあげると患者さんは横向きでいられます。ナースの工夫によって褥瘡をできるだけ避ける事が可能ですので、患者さんの負担にならない策を考えてみましょう。

褥瘡の原因

褥瘡は、寝たきりで体を動かす事が不自由な人が発病しやすい疾病です。体位変換ができず寝たきり状態が続く事によって発症しますが、すべての人が褥瘡になるとは限りません。同じような条件にあっても、健康的な若年者より免疫力が低下している高齢者の方が発症しやすく、皮膚の状態や栄養状態によってもそれぞれ発症や進行の過程が変わります。これは主に「生理的要因」とされますが、褥瘡発生の危険因子になる疾患、つまり寝たきりになってしまう「病的要因」も多くあります。
寝たきりとなる患者さんにとって褥瘡は二次的な発症となり、負担が大きくなります。ですから入院時の褥瘡の発生はできるだけ防止しなければいけません。外来においては、日々の観察はもちろんの事、早期改善が図れるように献身的に患者さんの看護に努めましょう。

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